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2011年7月の記事

2011年7月26日 (火)

夏風邪

Hidden entrance to the other world

 昨日の早朝咳が止まらず、近くの医院を受診したところ、肺炎になりかけていたということだった。処方された薬を飲んで夕方まで寝たらずいぶんとよくなった。まだ咳は思い出したように出て、出るととまらないのだが、熱は下がり、呼吸も楽になった。朝はまったく声が出ず、看護師の問診の時も医師の診察の時もほとんど話せなかったが、今は少し話せるようになった。
 咳をしたら喘鳴がした。それは誰か自分ではない者の声のようにも聞こえた。その途端、息を吸えるのに吐けなくなってしまい、そのことに動揺して呼吸をもとに戻そうとしたがだめだった。心筋梗塞の時は咳は出なかったが、息が止まりそうになる感覚は同じだったので、あの日のことがフラッシュバックしてしまった。
 薬の効き目は劇的だが、まだ今日は声が出ない。
 毎日ていねいに生きているつもりだが、息ができなくなるとたちまち死の恐怖におそわれれた。
 写真は車で十五分ほど走ったところに咲いていた蓮。近くの池に咲く白い蓮は去年の洪水の時に流されてしまった。蓮の花を見るために早起きをしていたので残念でならない。

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2011年7月22日 (金)

忍耐強く

Looking up at the sky

 ある日、夕方ベランダに出て空を見上げた。長く暑い日が続き、教えに行く日でなければ昼間どこにも行かない日が続いた。外に行かなければ写真を撮れないわけではない。空を見上げさえすればいいのだ。
 空を見上げることも忘れていたり、音楽を聴かない日が続くと生きる喜びをふいにしているように思う。そのことに気がつく時は、生活を変える決心をしているということなのだが。
 一つの仕事にだけ専念することは生活のことを考えると難しく、同時に仕事を引き受けてしまい身動きが取れなくなることがある。仕事に着手するのは簡単だが、毎日続け完成まで持っていくのは難しい。
 森有正がこんなことをいっている。
「灰色の陰鬱な日々に耐えることが出来なくてはならない。というのは、価値ある事が発酵し、結晶するのは、こういう単調な時間を忍耐強く辛抱することを通してなのだから」 『砂漠に向かって』全集2,p.317)
 よい作品が書けるのは、熱情や霊感によるのではない。

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