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2011年4月27日 (水)

貢献感

Sign of early summer

 天候が不順で身体がうまく順応できない日が続いている。そんな中、山吹の花を見ると早くも初夏の気配を感じる。
 避難所で暮らす認知症の老人の状態が改善することがあるという。たまたまテレビで見た。ちょうど去年の今頃施設への入所が決まり、かれこれ一年ほどお世話になっているのだが、父の場合、僕が平日一人で介護をしていた時よりも今のほうがよくなっていると思うことはたびたびある。地震のこともしっかりわかっているし、人形のことを覚えていた。人形のことというのは前にも書いたように父が人形を枕元に置いているので、家から持っていったのである。父は横にすると眼をつむる人形が気に入ったようで、次の週、人形のことをたずねたら、あんたが持ってきてくれたんやな、と妻に話していた。こういうことは家にいた時にはなかった。入所されている他の方やスタッフとの関わりが変化をもたしているのだと見ている。父といる時、僕は以前そうだったように、あまり話しかけたりしていなかったのかもしれない。
 これとは別のことだが、時々思うのはもしも僕が病気にならず、父のことを気にかける余裕がなくなるということがなかったら、そして父と時々会っていたら、今とは違っていただろうかということである。自分の病気のことばかりに目が向いてしまい父のことまで考える余裕がなかったのである。
 退院が決まった時、病院に迎えに行ってやるといってくれた。結局、妻が休みをとってくれたので父に助けてもらわなかったのだが、断った時父がひどくがっかりしたのを覚えている。子どもが病気になっていいはずはないが、父は僕のためにできることがあると思ってはりきっていたのは本当である。
 先週から今年も聖カタリナ高校での講義が始まった。質問が次々に出て驚いた。

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コメント

母が要介護から要支援になり、
今まで行っていた2ヶ所のデイサービスが
一ヶ所しか行けなくなるけれど、
一ヶ所に週2回行くことは可能なので、
母は自分でこちらの施設に2回行くと
決めると言っていました。
当日は平日で施設職員とケアマネ、支援担当員の
3人が自宅に来て自分たちの都合を早口でしゃべって帰って行った、と言っていました。
「デイケアへは週一回にして、あと一日は昔の
ボランティア仲間のところへ数時間でかけることにした。」
と、母は私に話していたこととは違う決定をしてしまいました。
家族の意見も聞かずに話を進めた職員や
勝手な母に腹も立ちましたが、
よく考えてみれば、私が仕事が休めなくても
パートタイムの妹に連絡をして
同席してもらうなどの対策はとれたのにそれを
怠ったのは私だと今更ながら気づきました。
私の中の「できれば関わりあいたくない」
気持の結果だったと思います。
母が昔の所に戻る気になったことは、
明らかに気持ちの後退が考えられますが、
体調も良くなくて検査入院の必要もあるので
なるべくしてなった結果なんだと納得しました。
振り出しに戻った観がありますが、
これが老人介護ってものなんだとも思います。

投稿: ちばちゃん | 2011年5月 3日 (火) 22時10分

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