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2011年3月21日 (月)

5回目の誕生日

The first encounter with a butterfly

 締切に追われる日が続く。充実しているが、先週は別の急な用事ができ、時間を見つけるのが大変だった。
 19日に55歳の誕生日を迎えることができた。49歳で亡くなった母と僕は誕生日が同じだった。50歳になった時、この日を母は知らないと思った。それから一月ほどして心筋梗塞で倒れた時は、母と同じように若くこの世を去ることになるのかと思った。幸い、生き延びることができたが、その後毎年誕生日を迎えるたびに、また一年生きながられることができたと思い5年経った。振り返れば一瞬に思えるほど早かったようにも思うが、仕事を失い、外出もままならないまま、時に体調を崩すこともある中、一日一日が長く感じられたというのも本当である。父の介護も長くした。5年を節目に考えているわけではないが、10年経ったらまたバイパス手術を受けることになるであろうことを意識しているので、折り返し点に到達したようにイメージするのかもしれない。もっともこのようにイメージすることは人生を直線的に捉えているからに過ぎないことは、何度も書いてきた。
 この五年の間、ずっと支えてくださった皆さんのご厚情のほど感謝します。

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コメント

はじめまして。45才の現在主婦です。
お誕生日おめでとうございます。
昨年秋に岸見様と同じバイパス手術で生き延びて
退院後、手術のこと調べていて、こちらに行きつき
それ以来ずっと読ませて頂いております。
介護職で10年近く頑張ってきましたが、現場復帰も
かなわず自宅療養中です。体調も不安定で喪失感が
いっぱいですが、岸見様が季節のお写真を
載せて下さるのが楽しみでした。
被災地に近い関東在住ですので、今回の震災で心身
辛いこともありましたが頑張っています。
岸見様がブログを続けて下さることが私の励みに
なります。これからも楽しみにしております。

投稿: yukimama | 2011年3月22日 (火) 01時58分

yukimamaさん
 震災後、たいへんな日をお過ごしと思います。僕の場合は、術後、早く退院できたのですが、退院後ヘルペスになりました。自分が思っていたよりも身体に負担がかかってきたことを知りました。したいことがあっても、それを思うようにできないことがあっても、「今は」できないのであって、そのことで自分を責めたり、あせらないことが大切だと思います。病気の前よりも家で過ごす時間は増えましたが、週に一度、一時間半の非常勤の仕事から始め、少しずつ社会への復帰を果たしつつあります。毎日外を歩くようにしていますが、何か動機づけがあれば歩けるかと思って始めたのが写真でした。楽しみにしてくださるとのこと嬉しいです。

投稿: 岸見一郎 | 2011年3月22日 (火) 07時22分

お誕生日おめでとうございます。
私は、自分の母親や心身障害者の弟のことで手一杯で、
自分のおもりができていない状態が続いています。
時々、何もかもが嫌になることがありますが、
50歳を迎えられなかった先生のお母様を思うと
「まだ若すぎる!」と思います。
私も先生も三回目の成人式をジャーン!
と迎えられるように一日ずつ生きていきましょうね。

投稿: ちばちゃん | 2011年3月25日 (金) 20時18分

ありがとうございます。その頃には二回目のバイパス手術の話が出ているかもしれません。でも、今は目の前にある危機をどう乗り切るかということで頭がいっぱいですが。

投稿: 岸見一郎 | 2011年3月26日 (土) 08時33分

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