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2011年1月の記事

2011年1月26日 (水)

まわりの人が気を遣ってくれて、と

I can't wait for spring

 風邪で数日寝込んでしまった。近年は風邪を引くこともなかったのだが。今日は出講日だったのでそれまでに治さないといけないと思って横になっていた。まだ本調子ではなく、思うように声が出なかった。
 週末、父のところへ行ってきた。父は部屋で寝ていて、僕たちが入った時、「誰もきてくれへん」と大きな声を出していた。挨拶をしたら「久しぶりやなあ」といってくれた。一週間も開けてなかったのだが。成人式の日に撮った娘の写真を持っていって父に見せた。誰の子どもなんだと問うので、妻は「私たちの子どもです」と答えたが、理解できないようだった。「知らん、全然、知らん」。
 「散髪したんやなあ」というと、「正月前に散髪に行けなかったんだ。自分では行かないからな。そしたら、まわりの人が気を遣ってくれてなあ」。「まわりの人」って僕なのだが(前回、申し込んでおいた)、アドラー心理学のいい方では世界像がよいということなのだろう。

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2011年1月22日 (土)

深刻にならない

La mer dans la mère

 朝、鏡を見たら、左目が真っ赤に充血していて驚く。このところ少し仕事をしすぎかもしれないという自覚があったので、やはり目を酷使したのだと思う。ワーファリンを服用しているためか、どんな場所のどんな出血もすぐには止まらない。
 病気のために長く思うように仕事ができず、その後、順調に回復していったものの父の介護のためにまたもや思うように自分の時間を持てなくなった。今、ようやく仕事に打ち込めるようになり、これまでの分も取り返したいと思っているのかもしれないが、どの仕事も短距離走ではないので、無理をしないよう自分にいい聞かせている。
 写真は昨年末、熱海で撮った朝焼けの海。日頃、海を見ることがないので、海を見るだけで心が躍るが、この日の朝は天気に恵まれ、きれいな朝焼けを見ることができた。
 『介護のための心理学入門』(アルテ)が出版された。綾戸智恵さんとの対談の中でも話したことだが、介護は真剣に取り組むしかないが、深刻になってはいけないと思う。成功談というのではなく、試行錯誤の記録といってもいいかもしれない。介護する中でたくさんの人から教えてもらったことも書き留めた。長く離れて住んでいた父と思いがけず近くで接する機会ができたことから学んだことは多かったと思う。

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2011年1月17日 (月)

新しい介護の本

Tranquil sea

 週末、仕事と大雪のため父のところへ行けなかった。今日もまだ雪は残っていて、最寄りの駅からタクシーに乗ったのだが、父がいるところは雪深く近くで降りて歩かなければならなかった。常より長く行く間が空いてしまい夢まで見たのに、父は何しにきたんだというので軽い脱力感。でも、元気そうでよかった。散髪したいというので予約を入れた。
 『介護のための心理学入門』(アルテ)が届く(amazonでは18日発売とあった)。もっぱら介護する家族の視点からどうすれば介護の負担を軽減し、そのために必要な親との良好な関係を気づくためにどうすればいいかについて父のことを引き合いに具体的に書いた。『綾戸智恵、介護を学ぶ』(一志 治夫 、講談社)に掲載されている綾戸さんと介護をめぐって対談で話したこととあわせて介護について初めて話すことができた。目下、介護されている人はもとより、介護について不安に思っている方にも参考になればと思う。

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2011年1月14日 (金)

体力と意志の力

Kaleidoscopes of colors at sunset

 身体は一つで時間が有限なので、いくつかの仕事を並行して進めるためには体力と強靱な意志の力が要る。娘がこのところ毎日レポートを僕の目の前にすわって書いていたが、一つ一つは原稿用紙で5枚分くらいなので、その気になれば一晩で書くことも無理ではない。しかし、一冊の本を書いたり、翻訳するためには、とにかく毎日続けることが必要で、ある日は頑張ったが次の日は何も書かなかったというようなことではいけない。そうならないためには、翻訳ならもう少し読んでみたいと思ったところでやめるのが「コツ」のようだ。
 写真は近くの池で。小さすぎて見えないと思うが、夕方は鳥が家路へ向かっているのか飛んでいて、ちょうど木の上のところにさしかかった鳥も入れてみた。忙しくなると写真を撮りに出かける時間も惜しくなる。

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2011年1月12日 (水)

今は昔

Though I've come to give you peace ...

 いよいよ今日から講義が再開。もっとも今日が12回目だったので、後3回で終わってしまう。前回に引き続き今日は「死」について話した。もとより死がどういうものかはわからないが、死がどんなものであっても、そのこととは関係なく生きていく術がないか考えてみた。
 10日は娘の成人式だった。誕生日がまだなので実際には20歳になってないのだが、20年は決して短くはない。あずかってもらえず娘を学校に連れて行き、講義の間待たせたというようなこともあった。もうかなり昔のことのように思える。

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2011年1月 7日 (金)

人間がいない異界

Unfamiliar sight

 来週から忙しくなるので、年末年始、まとまって時間が取れるうちに仕事をしていたら、早くも七日になっていた。寒いが続くので外に出るのを躊躇してしまうが、一度外に出ればそれほど苦にならない。
 沼津の柿田川で撮った鷺。対岸まで距離があるので望遠レンズで撮っても鷺はこれくらいにしか写らない。人間がいない異界のようにも見える。

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2011年1月 3日 (月)

ほっとしたり、がっかりしたり

Sunrise

 年末、年始の雪のため父のところにようやく今日行くことができた。施設のまわりにはまだ雪がたくさん残っていた。みんなのいるところに帰りたい、と年末に父が行っていたものだから、怒っているのではないかと気を揉んでいたのに、父は僕たちの姿を認めて手を振り、「今日は何やったんや?」というのでほっとしてみたり、がっかりしてみたり。
 年末、年始、家事を免除してもらっているので時間があってありがたい。疲れ切るところまで仕事をして就寝する毎日。
 写真は年末、熱海で。目覚めたばかりの時、世界はこんなふうに見えた。

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2011年1月 1日 (土)

今年もよろしくお願いします

謹賀新年

 昨年はありがとうございました。
 昨年は著書4冊、翻訳2冊を出版しました。他にも『40歳の教科書』『綾戸智恵、介護を学ぶ』(一志治夫、講談社)にはインタビューが載りました。
 一昨年、父のところへ介護に通った日々、書きためた原稿を出版できたのです。今年はさすがにペースダウンすると思うのですが、早くも年始から仕事を始めないと間に合わない状態です。今月、出版予定の『介護のための心理学入門』(アルテ)が今年最初の本になります。父のおかげで介護の本を書くことができました。
 綾戸智恵さんとも介護つながりでお会いすることができました。綾戸さんは「介護疲れで親を殺して、自殺する人のニュースをテレビで見ると、自分もそんな風にして今の状況から逃げたくなる。自分ですらそれだけ弱っているのだから、世間には介護で苦しんで、煮詰まっている人がたくさんいる。自分はどうにか持ちこたえている。持ちこたえるために自分がしている工夫を、世に伝えることには意味があると思う」と介護の本を出版したいと思われたのですが、その綾戸さんご自身が介護に疲れ倒れられたのは記憶に新しい方も多いかと思います。僕との対談は、その前に決まっていたのでいったんキャンセルになりましたが、復帰された直後に実現したものです。
 病気で倒れ、もうすぐ丸五年になります。この身は一つしかありませんし、時間も無限にあるわけではありませんが、今年も再生できたことのありがたさを忘れず、頑張りたいと思います。少しずつ外での仕事も始めていますので、どこかでお会いすることができるかもしれません。
 今年もよろしくお願いします。

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