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2010年12月 6日 (月)

人のために

beatiful at any stage

 昨日、今日と暖かく感じたが、外に出るには気合いがいる。外に出て少し歩き始めたらもう寒さのこともあまり気にならないのだが、出るまでがあれやこれや出かけないでいい理由を探してしまう。
 新しい仕事がいくつかあってどれもまだ軌道に乗っていないので、まだ毎日仕事を始める前にエネルギーがいる。歩くのと同じで方法が確立するとわりあい楽に仕事に取り組めるのだが。
 病気で失ったものは大きいという主治医の言葉を思い出す。でも今やその後得たことのほうが病気で失ったものよりもはるかに多くなったように思う。
 いろいろな意味での縛りから自由になった今は何事にも余計な気を遣わず生きていける。もしも自分に才能と呼べるものがあるとすれば、それは人のために使っていきたいし、そうしなければならないとこの数日強く感じている。
 父のところへ行くと、今日は何か用があったのか、といわれた。二日続けていったからかとも思ったがそうではないようだ。いつもあった時、めずらしいと迎えられるのも悪くはない。会いに行ったことを喜んでくれているわけだから。父のいるところはまだ黄葉、紅葉している木々が残っていた。冬はまだ一度も経験していないが、雪でも降れば車で行くのは無理かもしれない。

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コメント

初めまして。
中学不登校、現在高1で学校に行き渋っている娘に悩み、先生の御本を手にした者です。なるほどと、わかったつもりになり、いざ娘に接した時、本当に言葉がでませんでした。娘にだけでなく普段から完璧なホメラーだったのです。かじり読みでしたので「今まで甘やかしすぎた、もうダメだ、その前にちょっと先生のホームページをみてみよう」と。
目に映った写真にじわ~っときて、私も認知症の母を訪ねることがあるので、先生のお話に大号泣でした。もう一度、御本を読み返してまだ数日ですが、ただ落ち込んでいた自分とは違います。
ありがとう御座います。

投稿: さとこ | 2010年12月 8日 (水) 11時19分

さとこさん
 こちらにきてくださってありがとうございます。僕がいっていることはシンプルなことなのですが、実際にできるかとなると敷居が高いと感じる人は多いかもしれません。まずは仲良くなることが先決でしょうが、思ってられるほどむずかしいことではありません。親が変わると子どもさんが驚かれるということはあるでしょうが。

投稿: 岸見一郎 | 2010年12月 8日 (水) 22時08分

お忙しい中、御返信ありがとうございます。
シンプルなことは時にストレートに返ってくる気が致します。
娘が学校を休む理由に「自分の思ったことがなかなか喋れない。声が出ない。みんなに嫌われている」を挙げたので「みんなにどう思われているか気にしない方がいいよ。勝手にみんなの気持ちをよみとろうとしない方がいいよ」と私が言いました。
すると、娘が「お母さん、2日前は人の気持ちを考えるのは優しいって言ったばっかじゃん!いきなり全否定されて、結局、全部自分の責任だってことじゃん!」
最後の一節はさっき読んだばかりのことだ・・・と娘の言葉がぐるぐるしてしまいました。
「察しすぎると、悩みすぎて、時間が経って何にもできなくなるような気がする」としばらくして私が言いました。

投稿: さとこ | 2010年12月 9日 (木) 18時08分

先生、何度も申し訳ございません。
今、子どものニコニコしている顔をみて、昨日の先生から頂いたお言葉「まずは仲良くなること」をすっかり忘れていたことに気付きました。
ありがとうございます。

投稿: さとこ | 2010年12月 9日 (木) 18時36分

さとこさん
 やがて話すことの正しさが問題にしていきたいのですが、あせられませんように。どんなにしても親が子どもの人生を代わりに生きることはできないという事実を踏まえて、なお協力して生きていくことが最終的な目標です。

投稿: 岸見一郎 | 2010年12月12日 (日) 18時59分

「あせると毒だ」
先日、認知症の母が言ったばかりです。
ちょうど兄夫婦と一緒に外出することとなったのですが、兄なりに母を喜ばせようとたてた計画が思うようにいかず、イライラが伝わってきました。
「よく覚えてるね~。エライね~」
夫婦で介護福祉の資格をもつのですが、今まで聞き過ごしていたやりとりが耳に残ります。
こうした中で、今、自分にできることは「ほめることは・・・」という説明をすることではないし、ただ協力しあって母に感謝していくことかなと。

投稿: さとこ | 2010年12月13日 (月) 14時02分

 親をほめることの問題については近刊の『介護のための心理学入門』でも扱いました。僕は父に関わる人たちに説明してきましたが、親との関わりを見てもらうことが先決でしょうね。自分でできるようになったことであればそれを他の人に伝えることもできます。簡単なようでなかなかできないことが多いというのが本当かもしれません。

投稿: 岸見一郎 | 2010年12月13日 (月) 21時15分

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