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2010年10月18日 (月)

父の誕生日

Sudden blush

 今日は父の82歳の誕生日なので、おめでとうといいにいった。花を持っていくことも考えたが、花束を持って駅を下りてから30分も歩くことがためらわれ、置き場所も困るかと思ったので、若い時に母と二人で写っている写真と僕の『困った時のアドラー心理学』を持っていった。
 写真を見て、父は懐かしいといい、写真に写っている蓄音機やレコード、火鉢には関心を示すのに、母のことについては何もいわない。今に始まったことではないので驚かないが、やはり覚えてないのか、と寂しい。
 僕の本を持っていったのは父に自慢するつもりではない。一人で暮らしていた頃、父に僕の本を送ると、次に家にきてくれた時に重い本でも電車の中で読んでくれたことを今もうれしく思い出すからである。父がどこまで読んでくれたかはわからないが、こちらに戻ってきた時も僕の本を余さず持ってきてくれた。とうとう一度も本を開くことはなかったのだが。
 本には僕の写真が載っている。これは誰ですか、とたずねられた父は嬉しそうに僕を指さしてくれた。

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コメント

溝蕎麦、写真を撮るようになって、今年はじめてこの花の存在を知りました。こんなにかわいい花がたくさん咲いているのに今まで気づかなかったなんて、今まで見ようとしていなかったんですね。何がそんなに忙しかったんだか・・・。
この写真はお父様へのプレゼントの気持ちでしょうか。花もおめでとうと言っているようにみえます。

投稿: 山田ゆみ | 2010年10月18日 (月) 21時55分

 説明を書き落としましたが、溝蕎麦です。この数年、毎年撮っています。小さな花ですけど、薔薇にも負けない美しさでしょう? 自分では気づいてなかったのですが、たしかにこれは父へのプレゼントの花です。

投稿: 岸見一郎 | 2010年10月18日 (月) 22時37分

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