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2010年4月18日 (日)

心配しなくていいから

Where have you been?

 ようやく春がやってきた。菜の花畑に行くと、蜜蜂が一心不乱に蜜を吸っていた。
 父が今日は何曜日かとたずねる。日曜日と答えると、新聞が金曜日のものであることを知り、「新聞持ってきてな」という。いつも一日遅れの新聞を持っていくのだが、今日は忘れてしまったのである。その後、二度同じことを繰り返していった。そういうわりには新聞を一度も開けようともしなかったのだが、ふと昨日、新聞の中から1枚だけ取りだして別にしていたことを思い出したので、何が書いてあるのか見たら、老後の暮らしと住居といった記事だった。大丈夫だから、心配しなくていいから。
 ショートステイの記録を見ると、一日目の夜、「どうして私はここにいるのでしょう」とたずねたそうだ。いつもと違うところにきていることを覚えていれば、すぐにそうだった、と思い当たるのだろうが、父にはわからない。想像するに、これは相当怖いことだろう。
 今日はあまり父と話さなかったが、僕の方が余裕があったので、静かに一日が過ぎた。

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コメント

岸見先生の「アドラー心理学シンプルな幸福論」を書店でみつけ、早速読ませていただきました。
前書のアドラー心理学入門は、育児を通して自分の育ちや行動を振り返れる、わかりやすい入門書で何度も読んだ記憶があります。
今回の新書は、前回のアドラー心理学の紹介というよりも、アドラー心理学を実践して生きていらっしゃる先生の言葉ですべて語られていることがとても印象的でした。
目に見える形で人のお役に立てると、自分には能力があると感じやすいのですが、「ただいる」ことだでで貢献感を持つということが、私にとっては長年とても難しい課題です。
とりわけ、深く心に残るのは先生の大病なさった体験やご両親との経験を交えた第4章、第5章です。今までのアドラー関係の本では学べなかった貴重な実践の手引きになりうると感じました。
福井(田舎)の書店で堂々とアドラー心理学の題がついた本が並んでいるのを見つけた時、その著者が岸見先生だと知った瞬間、アドラーを学ぶものとして多くの勇気を頂きました。ありがとうございました。

投稿: よこた  | 2010年4月20日 (火) 15時01分

よこたさん
 ありがとうございます。
 いつまでも病気のことばかり話していたらアドラーに叱られそうなのですが、おかげさまで無事四年生き延びることができました。それまでの人生とは違う生き方をしようと、思うようにいかないことも多々ありましたが、経験から学んだことを伝えようと思って、あまり人に会うこともなく、くる日もくる日も原稿を書き続けました。
 自分が生きている、あることの価値を認めることからすべてが始まるということをあらためて思いました。病気の僕には時に困難なことではありましたが、自分をそんなふうに見ることができてはじめて他者への勇気づけも可能だと考えています。
 印象としては前著よりも厳しいと思いますが、また折に触れて読んでくださったら嬉しいです。

投稿: 岸見一郎 | 2010年4月21日 (水) 10時53分

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