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2010年2月 6日 (土)

じゃあ、中で待ってもらえば、と

 朝、起きたら雪が積もっていて驚く。父の家に行かなければ今年初めての雪だ、と思っていればいいのだが。
 昨日、夕方起きてきた父が「お前がきているのかわからなかった」という。30分ほど前まで起きていて、寝てすぐに起きてきたのだが。こういうことにはもはや驚かなくなったが、父に「僕はずっといる。一人では食事もできないから、仕事に行かないでいつもきている」といってしまったところ、父は寂しそうな顔をしていった。「それをいわれるとつらい」。いつも父は起きて話していても深く眠っているように見えるのだが、この時は、完全に覚醒しているように見えた。父は僕が若い頃、仕事に就かないことでよく僕を責めていたから、今、父のところにいる僕を見て、なぜここにいるのか、といってほしいといつも思っている。
 今日はデイサービス。あまり行きたくないな、といっている父と食後紅茶を飲んでいたら、思っていたよりも早い時間に車の迎えがきた。急いでコートを着せようとしたが、セーターの毛玉を取り始めるので、待ってもらっているといったら、じゃあ、中に入ってもらって待ってもらったらいい、という。父の生きている時間を社会の時間に合わせるのは難しい。無理なのかもしれない。合わせてはいけないのかもしれない。

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