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2010年2月26日 (金)

我が家の歴史

fallen camellia

 ヘルパーさんに任せて一度帰った後、昼から父のところへ行くと、父はテレビを観ていた。フィギュアはちょうど安藤美姫の番だった。イヤホンをしてくれる、といったら、なんのためらいもなく切ってしまった。父にはその時他のことが頭から離れないでいたようで、一度、ダイニングにきてすわったのに寝室に行くので、どうしたのかとたずねたら、通帳を探しているという。なんで? 現金を持ってないといけないと思って、と。もう一年くらいお金のことは話題にならなかったのに、昨日から、これも一年ぶりになるが、ノートに記録を取り始めたのも同じなのだろう、霧が晴れてしまったようで、それに伴って、不安感が出てきたように見えた。そんなことは心配しなくていいのだ、といってみたのだが。昨日は看護師、医師の前で様子をたずねられた時に、にこにこして調子いいですよ、といっていたのに、今日は心配で一睡もできない、昼間も眠れないと苦しそうに眉間に皺を寄せていう。こんな時にこそ、父の力になりたいと思うのに。しかし、こんなやりとりをしても、一眠りしたら、忘れてしまう。僕だけが取り残されて、いつまでもつらい気持ちを引きずってしまう。
 落椿。
 ようやくamazonで新刊の扱いが始まった。我が家の歴史というべき本。自分でいうのもどうかと思うが、おもしろいです。

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コメント

本の出版、おめでとうございます!
「アドラー心理学入門」に続けて、読み進めていきたいと思います!

投稿: Endo | 2010年2月27日 (土) 22時55分

Endoさん
 ありがとうございます。4月には三冊出版予定で、頑張っています。まだ山を越せませんが。

投稿: 岸見一郎 | 2010年2月28日 (日) 23時42分

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