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2009年12月 9日 (水)

何か食べようか、と

 今日は近大姫路大学へ出講した。早くも10回目。今日で病気についての話が終わり、次回から死について話す。大方の学生の興味から大きく離れる話でなければいいのだが。
 目下、水曜に行っているが、来年、入試の日が水曜日にあたり、その分を補講してほしい、という話があった。たちまち、父をどうしよう、と考えないわけにいかない。今はデイサービスに行ってもらい、夕方、ヘルパーさんに迎えてもらって食事をし、寝るところまで見届けてもらっているのだが、違う曜日に、といわれても、変更が可能なのかわからない。
 朝、行くと、父がダイニングにいて驚く。「何か食べようか、と思ったんだが」と父。この一年、自分で食事の用意をしたことがないのだが。
 僕が常とは違ってネクタイをしているのを見て、父が、今日は出かける日か、とたずねる。僕のことをたずねているので、そうだ、と答えた後、父も出かける日だといったが、しばらくすると、寝てくる、と出かける日であることを忘れてしまった。
 大学に行く前にいつものように姫路の書店に立ち寄る。『新・がん50人の勇気』(柳田邦男、文藝春秋)を手に入れる。これは文藝春秋に連載されものをまとめたもの。雑誌に出た時に大半を読んだ。ちょうど時期的には、バイパス手術の前後に重なり、考えることが多々あった。『アドラーに学ぶ』の中にも雑誌から引用した。考えが違うところもある。

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日記」カテゴリの記事

コメント

 岸見先生の、死についての講義、機会があるならぜひ聞いてみたいです。
 死について、とても興味があります。

投稿: yoichi | 2009年12月10日 (木) 09時17分

お父さんとの、やり取りの場面で、笑ってしまう事がよくあります。今日もお父さんが出かけそうになり、笑ってしまいました。寝られて安心しました。ほっ。

投稿: 赤坂多恵子 | 2009年12月10日 (木) 10時45分

yoichiさん
 答えが出るような問いではありませんが、僕が哲学を学ぶきっかけになったのは死について疑問に思ったことでした。小学校3年生くらいのことでした。

投稿: 岸見一郎 | 2009年12月11日 (金) 12時07分

赤坂さん
 たしかに、おかしいでしょう。二人とも真顔で話しているのですけどね。

投稿: 岸見一郎 | 2009年12月11日 (金) 12時12分

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