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2009年5月 4日 (月)

長い夜

blushing like a peony ...

 今年は牡丹は見られないとあきらめていたが、父をみるのを代わってもらってので近くの植物園に行くことができた。
 ゲラを返送する。安堵する一方で、心に大きなうろができたような気もする。それをそのまま放っておいてもいいのに、すぐに別の仕事で埋めようとしている。
 父との生活は時間が止まったかのような穏やかなものだが、世間に取り残されるような焦燥にかられる。大きな問題がなければ、食事の時間になれば父が食事にしようといい、食事を用意し、その後、薬を飲む。夕食後、ちょっと横になる、という。それをしおに、じゃあ明日またくるから、着替えようか、といって布団に入るのを確認してから帰る。こちらから帰るといってもよさそうなものだが、いつも待っている。その時間が長く感じられる。横になるという父の言葉を待ちかねているようでいやなのだが。父はそれから長い長い夜を過ごすのだ。

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