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2009年4月 3日 (金)

父の見張り

trembling sakura ...

 朝、濃い霧が出ていた。なにこんな霧は30分で晴れると父は自信たっぷりにいうが、実際、今日はわりあい早く晴れたが、父がよく知っているはずの霧は昼近くまで上がらない。
 介護認定の区分変更を申請したところ、審査を経て、要介護2になった(これまでは1)。ベッドと車椅子を借りられるのがありがたい。担当のケアマネージャーさんが居宅サービス計画書を持ってこられる。父は、車椅子は要らないと思う、と持論を展開するが、父の目下の状態では自力で外を歩くことはできない。火曜日に受診した時は、車椅子を使って病院内を移動したのだが。菜の花畑が近くにあってそれを見に行けるし、それに桜が咲き始めたから見に行こうという話をする。
 昼間、父と向き合っていると、特に話すわけではないのに、ひどく疲れることがある。昔、医院に勤務していた時、外来にこられる患者さんの他に院内にはデイサービスの患者さんがおられ、昼食をいつも一緒に取った。それはもちろん心弾む楽しいひとときだったが、この医院には休憩時間とスタッフ専用の休憩室がなかったことが長時間の激務による疲れを増幅したように思う。その頃の疲れ方と似ていることにふと思い当たった。
 ここではまた父の様子を見て、食事の世話、服薬管理、洗濯などをしながら、それ以外の時は四六時中本を開いているが、通勤電車の中での状況が再現されているようにも思う。電車に乗ると本が読めるのは、他に何もできないからである。電車に乗っているのでなければ本などうちやって外に出かけたり、横になったりするだろう。おかげでこのところ煩瑣な作業に取り組んできたが、ほぼやりとげることができた。父が(!)見張ってくれてなければとうていできなかっただろう。

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コメント

>>父が(!)見張ってくれてなければとうていできなかっただろう。

先生にはいつも、すごいなあ~とびっくりさせられることだらけなのですが、今日もまたびっくりしました。(いい意味でです)

来週の月曜日から学校の新学期が始まります。春休みになって遅寝、遅起きになっている我家なのですが、中でも私が一番遅いんです。小学生の息子が今朝「そろそろ今日からは早く寝ないと、学校が始まった時に朝、起きられんくなる。だから今日から早く寝る」といっていました。子供たちがいないととうてい私は朝早く起きることは出来ないような気がしますから、そのことで子供たちに感謝しようと思いました。

投稿: mari | 2009年4月 3日 (金) 16時12分

 ある日ふとこんなふうに思いついたのです。怠惰なので見張りがないとすぐに仕事から逃げてしまいます。

投稿: 岸見一郎 | 2009年4月 7日 (火) 00時02分

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