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2009年4月29日 (水)

夢はよく見る、と

shower of tears ...

 朝、9時に訪問入浴。介護も看護も連休だからといって休みはならない。きてくださるスタッフの方々に感謝したい。訪問入浴は三人でこられる。休みを取る人があれば、その日だけ代役の人がこられる。その時、微妙にいつもとは仕事の息が違う。今日、代役できた人は友人が役所で働いている街からきたといわれたので、何度か行ったことのあるその街の話を少しした。昨日、今度介護の仕事に就くことになったと電話をしてきた人があったのを思い出し、資格のことについても教えてもらった。
 引き続き校正を続けている。これでよし、と思って脱稿したはずなのに校正刷りで読み返すと、誤字、脱字もさることながら、書き換えたくなってしまう。
 昨日、誰も帰ってこないので先に夕食を作って一人で食べている時に、うつ病のことがテレビの番組で取り上げられていた。喪失体験という言葉が使われていたと思うが、ある女優さんが脳梗塞で倒れた夫の介護をするために仕事を辞めたことが病気の引き金になったということだった。過日、母親の介護に疲れて自らの命を絶った人のことを思う。どちらの人の気持ちもわかるように思う。介護はゴールが見えない、とよくいわれる。本当は見えているのだが、それがいつのことか見えないという意味である。そして、<それ>が何を意味するかわかっている僕は、そのことを思ったことで自分を責めてしまう。外には思うように行けないが、あるいは行けないからこそ、父の前で意地で仕事をしているようなところがある。
 「夢はよく見るのだ」と朝行った時に父がいう。
 「戦争中の夢だった。私は八歳年上の兄がいて、もう今はいないのだが、戦争に行っていて、休みに帰ってくると、軍隊にはひどいいじめがあるという話を聞かされた。そこで、まだ私は戦争に行く年ではなかったのだが、一年でも早く軍隊に入ろうと思った」
 隣の部屋で仕事をしていると大きな声で寝言をいうのが聞こえてくる。叱られたような気になってしばらく胸の鼓動が収まらない。楽しい夢を見てほしい。
 昨日、ヘルパーさんに父を任せて買い物に行ったら雨が降り出した。スーパーから出ようとしたら、たくさんの人が空を見上げていた。「なに、すぐに止みますよ」という人がいた。たしかにほどなく雨は止み、青空が出てきたが、完全に止むまで待てず、雨の中に飛び出した人は多かった。そのタイミングが同じだった人が多く、おかしかった。帰ると、父が、雨に濡れなかったか、と声をかけてくれた。

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