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2009年3月18日 (水)

ちょっとしたことでも

This bird never fails to visit us ...

 ひよどりが椿の木に止まると、父が必ず教えてくれる。そっと立ち上がって、カメラを向けてみた。窓越しにデジカメ(Powershot G9)で撮ってみた。コンピュータ(MacBook Air;父の家で仕事をする時、なくてはならない)に取り込んで、父に見せたら、喜んでくれた。「時間があったら、焼き増ししてくれ」という。
 今日は介護認定調査。結果いかんで介護サービスの枠、中身が大きく変わってくるので、家族としてはなかなか複雑な思いで調査に臨むことになる。おそらくは多くの人が経験していることではないかと思うのだが、普段できないことまでもできると嬉しそうに、大きな声ではきはきと話す。「まあ、いろいろですが、大体は自分でしてます…」実際には、二ヶ月に及ぶ入院の後、以前に増してできないことが増え、訪問看護、介護などを利用しても、僕がいなければ独居は不可能な状態になっている。
 「息子さんはどれくらいここにこられてますか?」
 「一日、一回はきてるかな」
 何となく父は思い違いをしているように思う。しかし朝7時半から夜7時半頃まで(日によって違う)ずっとここにいるのだから間違いではないだろう。
 「食事は?」
 「お弁当を取ってる。そうだな」
と僕に同意を求める。僕は父に目を合わせられないまま頭を振る。若い頃、父と二人で暮らしていたことがあった。あの頃の険悪な関係のままだったら、父が病気であることを知っていても、こんなちょっとしたことでも憤慨していただろう。

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コメント

介護の認定は「介護の手間」がどのくらいかかるかを検討するものですね。
お父様からの聴取が終わり家族として
具体的にどのような介護をしているか調査の方に
お伝えできましたか?

出来るだけ介護の様子が目に浮かぶように伝えるというのがポイントです。審査委員はそれがなければパソコン任せの判定になります。

こちらは桜が咲いたというニュース。
弱った人には優しい季節になりますね。

投稿: あいまいモコ | 2009年3月18日 (水) 22時40分

 前回11月の認定審査の時と同じ看護師さんがこられたので、話は早かったです。本人への調査の後で、僕にも時間をかけてたずねてもらえたので、具体的に介護の様子を伝えることができたと思います。
 介護度があがって車椅子を借りられたら、外に行けると思います。

投稿: 岸見一郎 | 2009年3月18日 (水) 22時52分

あ~良かったですcherryblossom

投稿: あいまいモコ | 2009年3月19日 (木) 06時42分

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