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2009年2月 9日 (月)

退院の話が

 朝方まで答案を読んでいた。全員の分を読み終える。点数をつけるのにさらに時間がかかる。
 今日は行くと、開口一番、父が、退院に向けて考えていこう、と先生がいっていた、という。その後、主治医から、外来につなげるところまで病状が快復したという説明を受ける。まだ日が決まってないが、トンネルの出口が少し見えてきたというところ。今日は初めて病室の外へ出てリハビリ。階段の昇降もした。部屋に帰った後、ひどく疲れたようで、頬を少し紅潮させて、息を弾ませる。大丈夫か、とたずねると大丈夫だという。これまで一度もそれ以外の答えをしたことがない。作業療法士さんが、止めるつもりでも、もう一度、といって頑張って歩く。
 退院の言質が取れたので、中止になっていた自宅の改修工事(手すりをつける工事)の再開を要請した。工事そのものは一日で済むだろうが、工事業者と僕の日程を合わせる必要がある。退院に間に合えばいいのだが。
 作業療法士さんが僕に哲学が専門ですか、と問われるので、どうしてなのかたずねたら、リハビリの時に、父がいっていたということで驚く。
 父が帰ってきてから昼間ずっと父の家で仕事をしていたが、原稿書きが細切れになっていたのだろう、その頃に書いた原稿を読み返すと、重複するところが散見する。
 吉行淳之介が、三枚の原稿は一時間あれば書けるが、その一時間をつかまえるために二十四時間かかることがある、といっていることに共感してしまう。同じことを僕がいえば怠惰の口実に聞こえるかもしれないが。
 父の退院までにいよいよ急いで仕事を仕上げなければならない。

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