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2009年1月17日 (土)

無理といわずに

in spite of prickling thorns ...

 昨日は元気だった父が今日は熱はないのに力なく、口数も少なかった。
 先週の土曜日に8錠から始まったプレドニンの投与が今日から7錠になった。一週間に1錠ずつ減らすことになっている。
 夜、読書灯をつけて本を読んでられます、と看護師さんが教えてくださる。入院前も本を手にすることはめったになかったのでいい兆候ではある。今日から腕に時計をはめていて、何度も時間を確認する。まだ退院まで長いので、こんなふうに時間を気にするのがいいのかはわからない。
 メモ帳とボールペンを持って行く。
 「電話はどこからかけられるのか」とふいに父がたずねる。
 父の携帯電話は病院内では決められた場所でしか使えないので持って帰ってある。
 「公衆電話があるけど、とても今はそこまで歩けない」
 即答できたのにはわけがある。僕が心筋梗塞で入院していた時、僕がいたのは父の病室のすぐ近くで、僕も公衆電話から電話をしたことがあったからである。今の父よりも僕の方がおそらくはるかに足取りは軽かったが、それでもそこまでたどり着くのは大変だった。やっとの思いで電話をしたら、後でかけて、といわれ力が抜けてへたってしまったことを思い出した。父に無理といわずに他に方法を考えるべきだった、と後になって思った。

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コメント

小鳥の表情が次男(七ヶ月)にそっくりだと思いました。パッとみたらかわいいけど、じっくりみるとたくましいです。

投稿: そらまめ | 2009年1月18日 (日) 22時20分

 かわいいだけでないところにひかれ、思わずカメラを向けました。

投稿: 岸見一郎 | 2009年1月18日 (日) 22時38分

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