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2008年10月17日 (金)

新しい時間

2008年10月16日木曜日

a lingering attachiment for cosmos ...

 昨日は余力を残していたはずだったのに、今日は朝起き上がれなかった。その後、遅れを取り戻すべく頑張っている。明日は受診。予約は11時でそれほど早い時間ではないが、採血し心電図を取るので、そのための時間を見ておかなければならない。異常が見つかりませんように。
 しばらく離れていたのにいたのにコスモスのことが気になる。

 この頃、また森有正のエッセイを読み返している。日記の形になっているので急いで読む必要はまったくないが、いつまでも読み続けてしまうことがある。
 「今までは仕事がなかなか纏まらないという焦燥のような気持ちが時々起ったが、今は逆になり、仕事そのものの方が息が続かずに早く纏まるのが不安になってきた」(『城門のかたわらにて』全集2、26)
 仕事は人間が<もの>(原文はこの二文字に傍点)と直接接する場所であり、ものは人間に対する時、限りない奥行きを持つことになる。
 「それは人間の予定や計画が無に帰する場所であり、新しい時間が生まれる所である」
 この時間に没入し、予定や計画が意味を持つ時間を捨てることは勇気を要するという。この森の言葉から照らせば、日記の中にある次の言葉がよく理解できる。
 「ここからしばらくの間、講義とその準備以外は全部これ(注:翻訳)にあてて早くしてしまおう。しかしあわててはいけない。リールケの言ったように先に無限の時間があると考えて、落ち着いていなければいけない。それだけがよい質の仕事を生み出すからである」(『森有正全集』13『日記』、p.31)。
 この無限の時間は「計画でうめつくし怠惰を殺し尽くさなければなら」ない「普通の時間」ではない。おそらくは死によっても終止符を打たれない時間。

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